ノイズ除去
※音声の加工を行う場合は必ずバックアップの作成をしてください
ノイズ除去と言っても、完璧に音声がクリアにできるというわけではありません。無料のソフトではできることにも限度があります。最善なのは初めからノイズの入らない音声を取ることを心がけることですが、必ずしも完璧にできるとは限りません。
そんな時に最終手段としてノイズキャンセルを行います。
あらかじめ説明しておきますと、ノイズ除去は、例えば会議での複数の話し声が録音されているような音声ではそれほど精度の高いものではないのです。一般的なノイズとはポップ音、クリック音、ハムノイズなどのテープ起こしを行う際にそれほど邪魔にならない無視できる程度の音声です。では実際の作業中に気になるノイズとは何かと言いますと、高音や低音の特定の音域の大きな音です。それを完全にカットするのは不可能であり、処理後も多少聴きやすくなるという程度のものにすぎません。
フリーの音声加工ソフトでは、数多くのソフトが存在しますが、今回はaudacityを紹介したいと思います。機能自体はそれほど多くもなく、初心者にも操作しやすいソフトになっております。
例えば一つの例として、ノイズのみが録音されている場所をドラックしてから、エフェクトのノイズの除去を選択します。
その後ノイズサンプルを取得します。
そうするとOKボタンが押せるようになるので、ドラッグした選択範囲を解除してから再度ノイズ除去を選択しOKボタンを押すことで、それをノイズとして、除去します。
その時、noize reductionの数値は6～12db程度がいいと思います。
このようにして特定の音をノイズとして処理する方法があります。